「結婚相談所って、30代になってから利用するものだと思っていました」
そう語るのは、24歳で結婚相談所に入会したAさん(仮名)。
恋愛経験はほとんどなく、
仕事に打ち込んでいた彼女が、
なぜ20代前半で相談所に入会しようと思ったのか。
今回は、彼女のリアルな婚活体験を通して、
20代の婚活の現実と可能性に迫ります。
Aさんが婚活を始めようと思ったきっかけは、
友人の結婚ラッシュでした。
大学時代の友人が次々に結婚・出産していく中で、
「私は本当にこのままでいいのかな」とふと立ち止まったそうです。
婚活アプリも試してみたものの、
会っても結婚に対する温度感が合わず、
疲れてしまったといいます。
そんなときに見つけたのが、
地元の結婚相談所の広告でした。
「正直、最初は“24歳で相談所って浮かない?”と不安でした。
でも無料カウンセリングで話を聞いてもらったときに、
『若いうちに始めるほうが、選択肢も多いし余裕を持って婚活できますよ』と言われ、
心が動いたんです。」
実際に入会してみると、
驚いたのは「思っていたよりも若い会員が多いこと」。
もちろん30代・40代の方も多いですが、
20代後半や同年代の人も意外と多く、
年齢のギャップはほとんど感じなかったとのこと。
また、紹介される男性は身元がしっかりしていて、
真面目で誠実な人ばかり。
安心して出会いを重ねることができたそうです。
一番印象的だったのは
「自分のことをよく理解できるようになったこと」だと彼女は話します。
プロフィールを作る中で、
自分がどんな人と合うのか、
どんな結婚生活を望んでいるのかを言語化する機会が増え、
婚活を通じて自分自身を見つめ直すことができたとのこと。
約8か月の活動を経て、
現在は成婚退会し、
婚約者と結婚準備の真っ最中だというAさん。
活動中に辛いことがなかったわけではありませんが、
「若いからこそ、相手選びに時間をかけられたし、自分のペースで進められたのがよかった」
と笑顔で語ってくれました。
結婚相談所は、
ただ「結婚するための場所」ではなく、
「将来の人生設計を一緒に考える場所」でもあります。
Aさんのように、
早いうちから自分の未来に向き合うことで、
婚活が前向きで充実したものになるのだと感じさせられました。