「理想が高いって、婚活ではダメなんでしょうか?」
そんなふうに悩む20代の方、実はとても多いのです。
結婚相談所のカウンセラーとしても、
「理想を下げなきゃダメですか?」という相談は、よくいただきます。
けれど、果たして“理想が高い”ことは、本当に悪いことなのでしょうか。
この記事では、理想との付き合い方や、
理想を活かしながらうまく婚活するための考え方をご紹介します。
まず前提として、理想を持つことは決して悪いことではありません。
「こんな人と結婚したい」
「こんな家庭を築きたい」
という気持ちは、
結婚という人生の大きな選択において、ごく自然なものです。
むしろ、理想があるからこそ、
自分にとって何が大切かが見えてくるという面もあります。
問題になるのは、「理想の内容」と「その捉え方」です。
たとえば、「年収1,000万円以上」「高身長」「イケメン」「大手企業勤務」
など、条件を並べていくと、
現実にそのすべてを満たす人は、ほんの一握りになってしまいます。
また、そうした外的な条件にこだわりすぎると、
内面の魅力や、相性の良さを見逃してしまう可能性もあります。
では、どうすれば「高すぎる理想」に振り回されずに済むのでしょうか。
一つの考え方として、「絶対に譲れない条件」と「あると嬉しい条件」を分けて考える方法があります。
たとえば、
「タバコを吸わない」「家族を大事にする」などは、譲れない条件。
一方で「身長170cm以上」や「趣味が合う」は、あくまで希望レベル。
こうして整理すると、自分が本当に大切にしている価値観が見えてきます。
婚活を進める中で、
最初の理想とは違うタイプの人に惹かれることもよくあります。
「条件に当てはまらないけど、なぜか一緒にいると安心する」
「会話が自然に続く」「感覚が合う」
そんな相手との出会いこそ、運命の始まりかもしれません。
また、理想に近い相手に出会うためには、
「自分磨き」もとても大切です。
相手に多くを求めるなら、
自分自身も相応の魅力を持つことが求められます。
たとえば、見た目やマナー、会話力、仕事への姿勢など、
日常の積み重ねが、あなたの魅力になります。
理想の相手と出会ったとき、
「この人と釣り合う自分でいたい」と思えるような行動を、
今から意識していくことが大切です。
最後に、理想を持つことを恐れないでください。
大事なのは、その理想を「現実を知った上で、前向きに活かす」ことです。
理想に縛られるのではなく、
理想をヒントに、自分にとって本当に合う相手を見つける。
それが、婚活成功の大きなカギになるはずです。